コメント欄から見るサマパラと舞台裏

 

最近、YouTubeのコメント欄を読むのが楽しい。以前から気が向いたときはスクロールしていましたが、こないだアップされたHiパラ舞台裏のコメント欄、これがま〜面白い。何が面白いのかというと熱い。とにかく熱い。なんのこっちゃという方はとりあえず行ってみてください、ね、はいどうぞ

https://youtu.be/baUMc0eBtFY

 

熱が集まるってこういうことだなと思います。みんなどんだけサマパラに熱狂してたんだって話。いや私自身も間違いなくその1人なんですが、こう、熱がひとまとまりになっているのって、"圧"みたいなものを感じられてとても良い。もう全員すごいもん、ただならぬ熱気。

 

この熱狂の渦にすっかり魅了された私は、これを巻き起こしているものの正体をもっとガッツリ見たくなってしまいました。あのコメント欄で多くの人が何について語っているのか、文章を読んでそれぞれを把握するだけではなく、データでもガツンと見たいという欲。文系と理系が組めば最強なのは末っ子が証明済みですからね。そういうことでさっそく試みてみました。

 

先にお伝えしておくと、これを書いている現時点での動画への総コメント数は3080件ですが、実際に分析にかけたコメントは100件のみというザルっぷりです。今回使ったソフトの分析できる上限が2万字なので、2万字ギリギリを攻めての100件。そして100/3080の選び方は、単純にコメント欄の評価順の上から100件にしました。巨大な渦の中からコップ1杯分すくってきて遊ぼうぜ〜(橋本涼さま)という感じで大目に見てください。

以下に出てくる画像はすべてテキストマイニングツールhttps://textmining.userlocal.jp/ で分析したものです。気軽に使えて楽しい。

 

じゃ、そこにあるものを見ましょう。

まずは名詞グループの出現頻度TOP50です。言ってしまうとここが1番盛り上がるところ。画質が悪くて申し訳ない……

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出現頻度はその単語の出現回数、スコアはその単語が文中でどれほど特徴的かを示しています。今回はスコアを参考にしつつ、回数を中心に見ていこうと思います。

 

名詞グループでは「配信」が最も多く書きこまれていました。「ライブ」「演出」「ならでは」「妥協」「映像」なども登場していることから、配信ライブという新たな試みを行ったこと、配信ならではの演出を多く取り入れていたこと、猪狩くんから「配信は現場の妥協ではない」などの発言があったことが理由として考えられます。

 

2つ目は「hihi jets」これはもうそりゃそうだよねという感想なんですが、「hihi」「hihijets」もなかなかいい位置で、表記がばらけるのがHiHi Jetsあるあるだな〜と。

 

3つ目に多かったのは「5人」でした。実際にコメントを読んでいてもよく目に入ってきました。サマパラでも終盤の挨拶でゆうぴーさんが何度もこの言葉を口に出していたのが嬉しかったです。

 

そしてそしてやっぱりな!となる「猪狩」「瑞稀」「entertainer」ですよ!気持ちがよい!動画内で猪狩くんが見所でもありリアクションがほしいと言っていたのでここまでコメントが多くなったのかもしれませんが、公開された当初からTwitterでの盛り上がりが凄まじかったので、ここでも思いが爆発してるな〜!という印象です。多くの人が言及せずにはいられなくなる引力、まさに見所となっていた証拠だと思います。瑞稀くんに関しては毎回投票で決めたソロ曲についての記述も多く見かけました。

 

個人的に注目したいのが「担」これって実際にコメントを読んでいくと、ハイハイ担が自分で名乗っているというよりも「他担ですがサマパラ見ました!」というようなパターンが多い気がします。今回コメントを評価順で集めているので、他グループのファンの方からお褒めの言葉をいただくとむちゃくちゃ嬉しい(=いいね押しがち)っていう、ファンの心理が形に現れた結果なんじゃないかと。俺担推し推し効果かもしれないけどさ……

 

 

続いて動詞グループ

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正直、特徴的な何かがあるわけではないのですが「楽しむ」「伝わる」「考える」「できる」「頑張る」などポジティブなワードが多く登場しているのが好きです。楽しんでもらいたい、ポジティブに受け取ってもらいたいという思いが実現されていてすごい。

そして「駆ける」がここに。今回曲名でいずれかのTOP50に入っていたのは「entertainer」と「駆ける」のみでした。(と思ってたけど「hihi jets」も曲カウントできるのか)曲のつなぎや振り付け、映像演出、そして本人たちも「泣きそうになる」と語るほど思いのこもったパフォーマンスが強く印象に残っています。

 

お次は形容詞

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は〜〜〜愛だな〜〜〜(うっとり)

このデータのすべてがそういうことではないとわかってはいても、各々が各々の言葉で大好きなものを形容していると思うと幸せな気持ちになります。以前、作間くんがファンレターについて「作間くんが好きですという文でも、全部一緒ってことはないんだよね」と書いていたのがとてもとても好きだったんですが、まさにそういう……

「楽しい」が1番なのが最高だし「新しい」が11回も出てきているのも面白い。わくわくする響き。

 

ラスト、感動詞

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「ありがとう」で綺麗に締まるかと思いきや「よしっ」と「ウェーイ」が可愛すぎてウケる。なんでだよ。ここにきて急に一見正反対なのにマインドは似てそうな2人を登場させるな。下妻物語か?

そういや、猪狩くんもつい先日ブログで「うえーい」言ってましたね。かわいいね。

 

考えてみると、YouTubeのコメント欄って一番気軽なファンレターと捉えてもいいのかもしれないし、それぞれが思い思いに何かを伝えている様子がとても好きです。世界中に開かれた掲示板に、君あるいは君たちへ向けた言葉が溢れているのってめちゃめちゃロマンチックなことだと思います。

今確認したらコメント数がもう3180を超えていました。熱はまだ続いています。